友達の作り方

ムスメ、中学入学式前夜。

「お母さん。友達ってどうやって作るんだっけ？やり方忘れちゃった！！」

といっていたムスメ。入学式当日、クラスで長い間先生と新入生だけの時間を過ごしました。
その間、親は寒い講堂でひたすら待つ(^_^;;親と子はこんなに急に別々になるのねと感慨に浸っていて、知っている人が全くいない心細さも感じていました。

教室から戻ってきて解散！記念写真を待つ列に並びながら、ムスメの第一声。

「お友達できなかったよ～。どうしよう。誰とも話せなかった」
「そうなんだね～。それはちょっと不安だったね」
「うーん。みんなおとなしそうで、なんて話しかけたらいいか、わからないし…」
「他のみんなはどうだったの？他の子とたくさん話してた？？」
「ううん。何人かは前からの友達みたいな子たちもいたけど、みんな静か。黙ってた」
「そっか。じゃ、殆どの子はムスメと同じだね～」

なんて話をしていたら、後ろに並んでいたお父さんと娘ちゃんの会話
「どうしよう…誰とも話さなかった～」
「自分からどんどん話しかけていけばいいんだよ！大丈夫だよ！」

同じ会話だねと、ムスメとふふふとなりました。
それを聞いて「みんな同じように不安なんだ」とちょっと安心したようでした。

友達は早く作らなければいけない。
たくさん友達がいることはいいこと。
なかなか友達ができなくて心配。
友達を作るには積極的に自分から行かなくちゃいけない

その不安は親の経験からくる不安でもありました。
最初「誰とも話せなかった」と聞いたとき、胃がきゅうっとしましたもん(^_^;;;
でも、ムスメならきっと自分のペースで気の合うお友達を見つけられる。
自分の不安は一旦横に置き、早さや数にとらわれず、
じっくり見守って、ムスメの気持ちを受け止めよう。
「友達の作り方」はみんなそれぞれ。そう思った入学式の夜でした。

ほどなく「おかあさーん。友達できたー。お隣の子が話しかけてくれたんだよ！」
どんなお友達とどんな話をしたのか、たくさん話してくれました。
少しずつ、新しい環境に慣れていっているとようです(^_^)